mooContreGalleryはhttp://www.contreforme.ch/のProjectsページで使われている
画像拡大、スクロール、インフォメーション表示など一連のエフェクトを貴方のサイトに実装するプラグインです。
本家サイトの動きをClass化+最新バージョンに対応させつつ再現したものですが、
オプションを変更する事によってエフェクトをお好みにアレンジすることが出来ます。
当プラグインの公開についてはcontreforme sàrlの中の人に許可を頂きました。
This class original source created from contreforme sàrl. Thank you!
また、このプラグインは「これどうやって作るの?」という質問がきっかけで出来たものです。
jQueryではやる気が出ず、MooToolsでの回答になりましたが(笑)質問を送ってくれたH氏にも感謝!
チュートリアル記事はこちら »
使い方
mooContreGalleryを使用するにはMooTools1.2.3以上が必要です。
ダウンロードのZIPには必要なCoreとMoreが含まれていますが、一応必要ファイルの入手から解説します。
MooToolsのダウンロードページからMooTools Coreファイルをダウンロードしてください。
その後More Builderのページに飛んで、
Fx.Scroll、Fx.Slide、Assetsの3つをチェックしてダウンロードしてください。
(MoreクラスはCoreと同バージョンでないと動作しません)
ダウンロードしたファイルを適当に名前を変更したら、ページのheadにScriptタグで読み込ませます。
<script src="js/mootools-1.2.4-core.js" type="text/javascript"></script> <script src="js/mootools-1.2.4-more.js" type="text/javascript"></script> <script src="js/mooContreGallery.js" type="text/javascript"></script>
その後にプラグインを動かすためのソースを記述します。
最小構成は次のようなものです。
<script type="text/javascript"> //<![CDATA[ window.addEvent("domready",function(){ new mooContreGallery("gallery"); }); //]]> </script>
カッコの中(第一引数)に、ギャラリーのIDを入れます。
(X)HTML & CSS Styling
簡単に言えばcontreforme sàrlと同じ構造で作れば間違いはないのですが、
まとめると以下のような条件があります。
- ID指定したギャラリーの子要素(サンプルではリスト)の中にサムネイル画像や説明を入れる
- サムネイル画像を入れる要素(class=”thumb”)とサムネイル画像(img tag)、説明の要素(class=”info”)は必須
- 子要素にはcursor:pointerでクリックイベントがある事を示しておく。
- サムネイル画像はFloatで左寄せにする
- サムネイル画像のファイル名は、判別キーを拡張子前に含める
(デフォルトでは_thumbなのでcat1_thumb.jpgなどとする) - サムネイル画像を入れている要素(class=”thumb”)はbackgroundでローディング画像を上下中央に表示させる
- Fx.Scrollでスクロールさせる場合は下方向に余裕がないと途中でつっかえてしまうので、
スタイルシートでpadding-bottom:600pxなどして余白を作っておく
XHTMLソースの例
<ul id="gallery"><!--ID指定するギャラリー--> <li><!--ギャラリーの子要素(自動取得)--> <p class="thumb"><img src="images/cat1_thumb.jpg" alt="cat1" width="100" height="68" title="cat1" /> <!--サムネイル画像とそれを入れる要素。クラス名必須--> </p> <div class="info"> <!--スライドされる説明要素。クラス名必須--> </div> </li> </ul>
デモはリストで作られているんですが、入れ子関係とIDやクラス名が合っていれば違う要素でも作れます。
IDやクラス名はオプションで変更可能です。
サムネイルの親をpではなくaタグにして、大きい画像にリンクを張ることも出来ます。
クリックした時とかに点線が付いてしまうため、デモでは上2つ以外はリンクを張っていません。その辺はお好みでどうぞ。
Class Options
オプション名(タイプ):デフォルト値 です。
- infoClass (string) : “.info”
スライドさせる要素のクラス - thumbClass (string) : “.thumb”
サムネイル画像の親クラス - thubKey (string) : “_thumb”
サムネイル判別キー。サムネイル画像の名前を filename_thumb.png としてください。 - thumbDration (number/string) : 700
サムネイル画像モーフィングの遅延 - infoDration (number/string) : 800,
情報をスライドさせるときの遅延 - winDration (number/string) : 500
ページをスクロールさせるときの遅延 - tumbTransition (object) : Fx.Transitions.Back.easeOut
サムネイル画像モーフィングのトランジション - infoTransition (object) : Fx.Transitions.Expo.easeOut
情報をスライドさせるときのトランジション - winTransition (object) : Fx.Transitions.Cubic.easeInOut
ページをスクロールさせるときのトランジション - offset (number) : 10
ページをスクロールして静止した際の窓上部からの位置。 - reducing (bool) : false
開いている画像をクリックした際に縮小するかどうか。falseにするとクリックしても閉じなくなります - onStart (function) : $empty,
クリック後、オープンが始まった時に実行する関数 - onComplete (function) : $empty,
クリック後、オープンが終わった時に実行する関数 - onCloseStart (function) : $empty,
クローズが始まった時に実行する関数 - onCloseComplete (function) : $empty
クローズが終わった時に実行する関数
遅延(Dration)は数字を大きくする程遅くなります。
文字列の場合はsort、normal、longの3つが使えます。
- ‘short’ – 250ms
- ‘normal’ – 500ms
- ‘long’ – 1000ms
トランジションについてはこちらのドキュメントにあるものが使えます。
Option Syntax:
第一引数でIDを指定した後に、第二引数で変更するものを指定します。
new mooContreGallery("gallery", {thumbClass:".thumbnail", offset:0 });
StartとCompleteイベントの各オプションは、指定した関数に引数でクリックした要素そのものとインデックス番号が渡されます。
onStart:function(element, index)
それを利用して色々な効果をつけることが可能です。
デモページではクリックした時に枠線が表示されるようにしています。
<script type="text/javascript"> //<![CDATA[ window.addEvent("domready",function(){ new mooContreGallery("gallery",{ onStart:function(el){ el.setStyle("border","solid 1px #005599") }, onComplete:function(el){ el.setStyles({"border":"none"}) } }); }); //]]> </script>
Download
“mooContreGallery” をダウンロード
moocontregallery_v1-1.zip – 1427 回のダウンロード – 399.70 KBChange Log
- 2009-12-17 v1.1 オプションinfoClassで取得する要素の使ってない初期格納削除
- 2009-11-13 公開(ver1.0)
はじめまして,HMと申します.いつもこちらのサイトを参考にいろいろと勉強させてもらいっています.早速ですがこのプラグインを私のサイトで使用してもかまわないでしょうか?よろしくお願いします.
HM さん>
MITライセンスなので著作権表示さえ削除しなければ煮ても焼いても自由です。
特にオリジナル製作者である偉大なcontreforme sàrlの著作権表示は絶対消さないでください。
すばやい回答をしていただきありがとうございます.MITライセンスは理解しています.しかしこちらのサイトを通じこのプラグインを知ることができ,さらにTenderfeelさんのご苦労とオリジナリティがあると思い許可を取らせていただきました.
今後ともいろいろと勉強させていただくと思います.よろしくお願いします.
HM さん>
ご丁寧にありがとうございます。
どちらかというと使用許可よりも、使用後に見つかったバグとか改善案とか質問などを頂けると嬉しいです。
あとcontreforme sàrlのソースを書き直しただけなので苦労はしてません(笑)
勉強頑張ってくださいね。
こんばんは,一点だけお聞きしてもよろしいでしょうか.
クリックした後に表れるの中にタグを使用すると,リンクそのものは表示されますがクリックしても動作しません(そのリンクを右クリックして新しいタブで開く等すれば動作します).これは仕様なのでしょうか.もしinfoClass内でタグを動作させるためにはどのようにしたらいいのでしょうか?
元ネタのサイトを参考に自分なりに試行錯誤しました.しかしうまくいきませんでした.お時間のあるときに回答をお願いいたします.
HM さん>
リスト要素全体をクリック対象にするための仕様です。
未圧縮のソース111行目にある
をコメントアウトすると
ギャラリーLI要素内のアンカーリンクが全て有効になります。
ただし画像にリンクを張っている場合はそちらも反応するようになるので、
それは制御しつつinfoクラス内のみ有効にしたいという事であればロジックを追加する必要があります。
initializeの$each内に:
[pre]
[/pre]
早速ご教授いただいたとおりにe.stop();をコメントアウトしたところ,うまく動作させることができました.本当にありがとうございます.