Google Maps API V3 + Google Directions API

V3のマップにルート案内 (Directions API) を実装しよう。

GMap+DirectionAPI

APIで提供される交通手段は車・徒歩・自転車で、電車や飛行機を使う経路や発着時間を指定しての検索は出来ない。
なのでロサンゼルスから東京に移動するルートなんかを検索すると「太平洋をカヤックで横断する」と出たりする。
遠方の検索は公式の地図検索を使えって事なんだと思う。

解説は抜粋なのでソース全文は記事末尾からダウンロード出来るZipのjsファイルを見てください。

InfoWindowのContentをカスタマイズする

起点となるポイントに表示されるマーカーにInfoWindowを設定して、
以前使われていた「ここへ到着・ここから出発」を表示させる。

InfoWindowにテキスト追加

InfoWindowコンテンツのHTMLを保存しておくグローバル変数を用意する。
キーで表示するソースを切り替えるので初期値は空のオブジェクト。

var direction_html={};

他にMap、LatLng、InfoWindowを入れるグローバル変数も必要です。

コンフィグでDirectionをONにしたときだけ実行するmap_direction関数内で
InfoWindowのコンテンツに付け足すHTMLを作成する。

//他省略
direction_html["normal"] = '<div style="margin-top:0.5em">ルート案内: <a href="javascript:tohere()">ここへ到着<\/a> - <a href="javascript:fromhere()">ここから出発<\/a></div>';

HTMLを追加するかどうかはクリックされた時に判断。
InfoWindowオブジェクトを作成する時のOption.contetにHTMLソースを設定すれば、
窓がオープンしたときにその内容が表示される。

google.maps.event.addListener(marker, 'click', function() {
	if(infowindow) infowindow.close();									
	infowindow = new google.maps.InfoWindow({
		content: gmConfig.iw.content +((gmConfig.directions)?direction_html.normal:"")
	});
	infowindow.open(map,marker);
});

ここへ到着/ここから出発が押された時

窓がオープンしていたらclose()で閉じる。
その後はもう一度InfoWindowを作成してOption.contentにHTMLを設定するだけ。

//ここへ到着
function tohere() {
	if(infowindow) infowindow.close();
	infowindow = new google.maps.InfoWindow({
		content: gmConfig.iw.content + direction_html.to
	});
	infowindow.open(map,marker);
}

Directions APIの設定

Documentでは小難しく書いてあるけど初期化に必要なのは次の5行。

directionDiv = document.getElementById("directions");
directionsService = new google.maps.DirectionsService();
directionsDisplay = new google.maps.DirectionsRenderer();
directionsDisplay.setMap(map);
directionsDisplay.setPanel(directionDiv);

DirectionsServiceがルート計算を行うためのもので、DirectionsRendererが結果を表示するためのもの。
DirectionsRendererはsetMapでMapオブジェクトを、setPanelで表示先の要素を設定する。

ルートの検索にはDirectionsServiceのrouteメソッドを使う。
オプションで「スタート地点」「目的地」「トラベルモード」の指定が必須。

※以下は公式ドキュメントのソース

function calcRoute() {
  var start = document.getElementById("start").value;
  var end = document.getElementById("end").value;
  var request = {
    origin:start, //スタート地点
    destination:end, //目的地
    travelMode: google.maps.DirectionsTravelMode.DRIVING
  };
  directionsService.route(request, function(result, status) {
    if (status == google.maps.DirectionsStatus.OK) {
      directionsDisplay.setDirections(result);
    }
  });
}

「スタート地点」と「目的地」はLatLng座標の他、地名やランドマーク名でもいい。
ユーザーに決めさせるならテキストエリアやhidden要素のvalueを得るようにして、
検索ボタンを押されるかした時にdirectionsService.route()を実行すれば経路を得ることが出来る。

返されたリクエストステータスがOKなら結果をsetPanelで指定した要素に表示します。

TravelMode Option

google.maps.DirectionsTravelMode.BICYCLING 自転車ルート リクエストを指定
google.maps.DirectionsTravelMode.DRIVING 運転ルート リクエストを指定
google.maps.DirectionsTravelMode.WALKING 徒歩ルート リクエストを指定

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