Rolandの BRIDGECAST 買いましたレビュー

注文したのは2022年1月6日。

YouTubeでレビューしてる人の動画を見てデザインに一目惚れだった😊

発送延期の件

ローランドのBRIDGE CAST、案件レビュー動画見て頭おかしくなった勢いで注文したのが1月6日。発売日は2022年1月28日だったのでワクワクで待機してたのだが、前日になって発送が2月末予定に延期になるメールが届いた。Twitterでつぶやきを見てみると、楽器店で注文した人は軒並み届いていて、ヨドバシで注文した人だけ延期通知を貰っている、という様相になっていた…。

つまり、楽器店で注文するのが正解だった、と。
これを書いてる2月の時点ではどこのショップでも発送時期未定の予約注文受付状態になっているけど、ヨドバシ分と一緒に入荷してる店舗もある様子。
この初動の違いを考えると売り切れ後でも楽器店で注文した方が多少早まる可能性があるかも。

到着したのは2月21日だった。

開封の儀

パッケージは凄くシンプル。
穴の開いた段ボール箱の中に付属品であるUSBケーブル2種が入っていた。

それにしてもこの高級感たるや…。

M-Track Solorとのサイズ比較

届くまでのつなぎに使ってたM-Track Solo と並べたみたところ。
ボタンが並んでる面の傾斜がよくわかる。見た目もスタイリッシュで大変よろしいです。

接続関係図

以下は、周辺機器の接続BRIDGE CASTにおける接続先のデバイス名を書き込んだ図。

アプリケーションの入出力は自動的に設定されないので、OSの音量ミキサーやアプリ内のサウンド設定で個別に設定が必要。

Windowsの場合はシステム>サウンド>詳細設定:音量ミキサー

LEDライティング

このデバイス最大の特徴がカスタムできるLEDライティングだと思うのだけど、ただテカついてるだけではなく、光が効果的に使われていてすごく良い。

  • LEDの色は変更が可能
  • つまみでゲインを上げ下げすると白い●が点滅する
  • MIC EFFECTS ONはボタンが白く光る
  • MUTE/ASSIGNボタンでのミュート中はその上にあるライトが点滅状態になる。
  • 起動時の演出がかっこよすぎ

電源ボタンはなくて、USBつなげると電源供給状態になって自動的にON/OFFになる。
なのでPCの電源入れたら立ち上がりと一緒に光りだす。

USBからの電源供給だと光り方が制限される…と書いてあったけど、十分輝いてると思うw

https://twitter.com/keyosaka_digi/status/1618911111973322752

こういうちょっとした演出にガジェットオタクは弱い。

使用感

使い勝手がどうかっていうのは製品案件動画を見た方が早いと思うので貼っておく。

さっさんの説明分かりやすくて助かる。

環境等

Windows11。最近はXSplitよりOBS使うことが多い。

マイクは一目惚れしちゃったElgatoのWave DXダイナミックマイクを使っている。

ケーブルは Hosa HMIC-005 1.5mを利用。

ヘッドセットとスピーカーはRazer製品。

物理ボタンやっぱ便利

M-Track Soloには物理ミュートボタンがなかったので、Discordでミュートしたいと思ったら画面開いてミュートするか、Stream Deckみたいなカスタム設定したボタン使わないとできなかった。マジでこれがめちゃくちゃ不便だった。マイク捨ててヘッドセットに戻したくなる程度には。

それがBRIDGE CASTだとボタンの挙動まで変更できる。しかもどこら辺までミュートするだとかも決められるから、よく配信でやってる人がいる「Discordの固定メンバー側にはミュート、配信に向けてだけ話す」なんて芸当がボタン一つで出来るのだ。

難点は、ソフトウエア側で割り振った設定と本体に刻印されているMIC/AUX/CHAT/GAMEが異なる場合、結構混乱すること。ここはアプリ側と同じ CH1 とかにしといた方が汎用性あったと思う。無理やり変えるなら上からシール貼るしかないw

音量調整

自分が聞いてる音量と配信に乗せる音量をそれぞれ設定するのって配信ソフト側でも出来るんで、これはどこで設定したいかっていう好みによるかなあと思う。

配信ソフトで設定する場合、自分で聞いてる方の音量はWindowsのサウンドミキサーで、配信に乗せる音量は配信ソフトのサウンドミキサーで調整する。ボイスミュートにしたい場合はマイクの物理ミュートを使うか、配信ソフトで入力をミュートにするか、になる。
そういう散らばる操作を1つにまとめられるっていうのがこういうデバイスの良い所かな?

自分が聞いてる音は小さくしたいが配信では大きくしたい場合、配信側のゲイン設定を増やさなければならないけど、やりすぎると音が割れてしまうので限度がある。個別に音量調整が出来る強みはその辺で出てくるのかなと思う。

音質

自分の音声で試してみた感じ、M-Track Soloに比べると聞き取りやすいクリアな音声になってるなあと思ったのだが、M-Track Soloは入力のゲインに謎の挙動があって、最高くらいまで高めてないとマイク音が妙に小さくなるという仕様があったので、同ゲイン(75db)同サンプルレートのオーディオインターフェース相手の比較だと、音質はそう変わらないんじゃないかと思う。周辺機器にも左右されるし。

サンプリング周波数

ドライバ側で確認できるが、44100Hzしか選択できない。
仕様書には48 kHz, 96 kHzがあるのにどこに行ったん?🤔

バッファは48~2048の範囲で選択可能で、デフォルトは256。

44.1kHzだから音質悪いかっていうと、う~ん。
スピーカーを光ケーブルやめて3.5mmピンで繋ぎなおした直後に聞こえ方が変わったかな?と思ったくらい。

サポートに質問したら帰ってきた回答:

BRIDGE CASTでは、おっしゃるとおり、ご使用になるアプリに合わせて、BRIDGE CASTコントロールパネルから複数のサンプリング周波数を
選択することが可能です。ただし、何らかのアプリによって使用されている最中はサンプリング周波数を変更することはできません。
いったんパソコンとBRIDGE CASTの接続をはずし、BRIDGE CASTコントロールパネルを起動した状態でBRIDGE CASTをパソコンに接続して
みてください。この状態であれば、サンプリング周波数を変更することができると思われます。
 
なお、BRIDGE CASTコントロールパネルでサンプリング周波数を変更しても、BRIDGE CASTの音質は変化しません。あくまでも、BRIDGE 
CASTを利用するアプリに合わせて、見かけのサンプリング周波数を変更するのみです。もしアプリ側で特別な事情がないのであれば、
44.1kHzのままでご使用いただくことを強くおすすめします。

たしかに、この手順でだと変更が可能だった。

アプリに合わせて見かけの周波数を変えてるだけ…
てことは異なる周波数がぶつかって爆発するようなトラブルが自動で避けられるってことかな?

イコライザー

ゲーム音声にかけられるイコライザーはデフォルトはFPS向けで調整されていて、
Apex、Valorant、Fortnite、Call of Dutyのプリセットがある。

私はFPSやってないので原神やFF14で試しにONにしてみたんだけど、かなり環境音が強化されてた。これはGAMEデバイスに設定した音にしかかからないので、ゲームプレイで重要な音だけを強化するという意味では強力な効果だと思う。

ただしバーチャルサラウンド非対応なのでWindowsの設定で調整が必要。
これが現時点で最大の難点かなあ。

遅延

マジで遅延がない。特にボイチェン機能入れたとき、バ美声のようなソフトウェアで変換すると「サイドトーンに若干の遅延が発生してつい自分の声を聴いてしまいしゃべりが遅くなる」といった現象があったのだけど、BRIDGE CASTだとボイチェンで変わった声が骨伝導で聞こえる元の声と同じタイミングで聞こえるのだ。
すごい。正直これが一番びっくりしたw

間違いなくこの機能はROLAND VT-4がベースにあると思うのだけども。

BRIDGE CAST付属のボイチェンはオマケ程度の性能なので、おっさんが美少女になるような現象は起きないが、違和感の無い程度にピッチとフォルマントを上げ下げして使うとか、よくあるインタビューの合成音声を出すくらいなら十分な性能だった。ボタンポチっとするだけでリバーブをかけることもできるので、声で遊びたい人にはいい機能だと思う。

Mac OS完全対応は4月!?

説明ページ見ててびっくりしたんだけど…

Windows版ではすでにあるPC向け機能利用に必須の専用ドライバーがMac版はまだ無いと。
4月公開予定なので、現状は専用アプリをインストールしてもモバイルユースと同じ状況になってしまう。
これは買う前に知ってないとかなりがっかりしちゃうんでは?

発送延期もそうだけど、準備が整ってないまま先走ってる感がある。

Roland Cloud BGM?

多分これも4月公開なんじゃなかろうか、というComing Soon表示である。

ローランドがやってる音源サブスクから音取ってきて、ボタンにアサインしたらワンクリックでBGMとか効果音鳴らせるぞ、ってコト…?

買ってよかったイケメンデバイス

一目惚れでマイクとオーディオインターフェース買ってしまい6人くらい諭吉が旅立ってしまったものの、デスク周りの「ととのい」が高まったので大変満足していますぞ!

ぶっちゃけ2~3万くらいのオーディオインターフェースって、最低必要な機能が抑えてあるところに各社が独自の味付けを加えてる感じなので、どれ選んでも大差ないと思う。
激安価格帯と比べたら、めっちゃハズレって製品はない。
BRIDGE CASTの味付けは細かい入出力設定・LEDカスタム・デザインかな?

私は好みのデザインという一撃が刺さって買っちゃった。
使わない時はインテリアになりますからね、見た目は大事!

音を多少犠牲にしてでも見た目を選ぶ、私のような面食いならおすすめだけど、音質優先にしたいなら YAMAHA AG03MK2 が無難でしょう。

競合製品

買うの迷ってたやつとか。

YAMAHA AG03MK2

2022/4 発売 お値段1.8万円

配信用オーディオインターフェースの金字塔が新しくなって昨年新登場。お値段据え置きで高音質、黒色になってガジェットオタクの心をくすぐる。

盤面がごちゃつきすぎかな~と思ってた。
でも音質優先なら断然こっち。

Elgato Wave XLR

2021/10/29 発売 お値段約2.2万円

一目惚れして買ったマイクがElgatoなので、BRIDGE CASTに出会わなかったらこっちを買ってたと思う。

シンプルさではEVO4といい勝負。無駄をそぎ落とし切るとこうなるんだなあ。

Razer Audio Mixer

2022/3/22発売 お値段約3.5万円

Razer製品が周りにあるならデザインの親和性抜群やろな~と思わせる外観。お家芸のLEDライティングもSynapseで操作できるのだが、Synapseの挙動が若干不安定なところがあるのでRazer信者以外にはおすすめできない。

YAMAHA AG08

2023年1月発売 お値段約9万円

機能の数だけボタン乗せときますね!って盤面でこういうコントロールパネル感が好きな人には刺さると思う。
基本的な機能はBRIDGE CASTとほぼ同じなので、なるべく物理ボタンで操作したい派ならこっちかな?

YAMAHA ZG01

2022/6/1発売 お値段約3.2万円

ゲーム/配信用オーディオミキサー!と名前に入れてるところから力の入れようが伝わってくるんだけど、デザインをシンプルにしたとたんちょっとダサく見えるのなんでなん?w

なんとHDMI入力に難点がある。60Hzまでしか対応してない時点でゲーマー向けって謡うのはアカンくない?

参考リンク

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