Cities:Skylines2で30万人都市作ってみたらバグが多すぎてやばかった話

Cities:Skilines2がリリースされて、とりあえずメガロポリス達成を目標に前作と同じ要領で街を作ってたら、思いのほかあっさり達成してしまった。以降は増やせる所まで増やしてみようとしてるのだが、20万人くらいでCPU使用率が100%張り付きになり、それでも温度はなんか低いので100%稼働のまま頑張って36万人超えたところである。
(これ書きながらスクショ撮ってたら40万人いきそう)

27万人から30万人超えるまではパフォーマンス計測がてら配信録画してたので下記URLで見れる

大都市作ってみて分かったのは、Cities:Skylines 2は明らかに見切り発車感のあるバグだらけなゲームという現実だった。

10万人以上はCPU性能との闘いだ!!!!!!

10万人都市を作るのは全作よりも難しくない。これが初プレイであっても、チュートリアルに従って設備を作っていけば、(そして致命的なバグを踏まなければ)カジュアルに大都市を作れる設計になっている。どちらかというと、人口に見合うスペックのPCを用意する方が難しいかもしれない。

前の記事ではGPUの話を書いたんだけど、グラフィックはあくまでビジュアルにかかる話であって、シミュレーションの処理はCPUが行っているのだ。なので当然人口が増えれば増えるほどAIの計算処理も増えていく。

街を歩く人とか、道を走る車とか。前作よりもアニメーション減った気がしたんだけど、拡大してみてると前作同様ちゃんと信号を守ってたり、犬の散歩してたりする様子が見れる。引っ越してきた大人の市民はそのうち結婚して子供を産んだりして、時間が経てば老いて死ぬ。市民一人一人に人生があるのは全作と同じなんだけども…

The game DOES render individual teeth with no LOD as far as I can tell.

歯は要らんよ歯はww

いつぞやしくじり先生に出たヨシダが、「鉢植えのポリゴンとキャラクターのポリゴン数が同じだった」という根性版FF14のやらかしを語っていたのだけど、それとほとんど同じ現象じゃないか。重すぎて詰むところまでFF14とそっくりで面白い。

都市開発シム『Cities: Skylines II』に「市民を歯の一本一本まで描画してるから重い説」浮上。開発元は一部を認め改善を約束

グラフィックに関しては前のGPUの話になるのでこれ以上は書かないことにする。とにかく、開発できるマップが広大になっている影響もあってか、人口が増えたときにかかるCPU負荷が前作よりも高くなっている。

人口が多くなるほどCPUスペックが必要になるのは全作と同じなので予想通りなのだが…。

あまりにも多すぎるバグ

私は予約の段階でコンプ版を買っているのだけど、正直なところ、プレイ時間が増すにつれてグラフィック最適化されてない件よりもバグの多さにびっくりしてしまった。ちょっとプレイすればわかるような所にバグが多く残っているし、「なんか挙動おかしいなあこれ」と思った所を公式フォーラムで検索してみるとバグとして確認済みになってたりするのだ。

公式フォーラムにある確認済みのバグリスト

今の時点ではバグによって余計にCPU負荷が高まっていることも考えられる。

前作とAIやシミュレーションのルールが変わっているので、前作と違う挙動をしてもそれは変わったせいだよね、と納得できるのだけど、それをおいても不自然な挙動が多すぎた。

突然市民が大量に市外へ移民するという現象に襲われたこともあったりして、

バグか、はたまた仕様なのか…この時は原因か分からんかったので、セーブから巻き戻るしかなかった。
こういうことが結構あるため、オートセーブはマストでONにした方が良い。

遭遇率が高くてキツいバグのリスト

「確認済み」になっているバグ(=修正されてない)から、現時点で遭遇するとキツいなあと感じたものを以下にリストする。

バランスがクソすぎる問題のリスト

学生にバグがあるとどうなるかっていうと、高学歴を必要とする産業の求人が転入頼みになって死ぬんですわ。

治る前に見ておきたい面白いバグのリスト

最初の水柱バグなんかは見ごたえがあるので修正前に味わっておきたいですな。

棄てられた犬が野犬化して、公園に集うシミュレーションはうまくできてるぞ!

竜巻の名残かと思ったら駐車場のバグだったやつ

駐車場の中にある車までいちいち描画してたらそりゃ重くもなる。

交通ルールが守れなくなったシムたちの問題

トラックに突き刺さる乗用車

前作の経路探索は近接ベースで、直線距離がより近いものを優先してルートを計算していた。一度決めたルートは絶対的に守るので、渋滞にハマったらハマりっぱなしになるのだが、だからこそ、渋滞を作らないルートを考えるのが楽しかった。

Traffic AIの記事で説明がされているのだけど、Cities:Skylines2では市民が目的地に行くときに使う交通経路を選ぶAIが変わった。で、いろいろと仕様が書かれているんだけど、ゲーム中体感として一番変わったと思ったのは、一度ルートを決めた後によりコストの低いルートを見つけたら何が何でもそっちに行こうとする所だ。

それによって何が起きたかというと…

んんんんもうどんだけあるねん!!!

とにかく交通系のバグが多すぎる。交通網って街づくりゲームの根幹じゃない?どうしてこんなバグまみれでリリースしてしまったんですかぁ!!???!?
安全を無視した傍若無人な挙動も合わさって、交通量の多い道路や歩道は常にパニック状態である。

少しのブレーキから渋滞が発生する挙動なんかは現実にもあるので、それはバグだとは思わないのだけど、明らかにおかしいUターンや車線変更はバグやろがい!
とんでもない道路状況を見る都度、交通ルールを正しく守っていた前作のシムたちが恋しくなるのだった。

交通経路表示ができなくなっている問題

前作だと、シム・車・路線・施設を対象とした交通経路表示があって、選択対象の目的地までのルートや、利用者の経路を個別表示できていたのだが、Cities2ではそれがなくなっている。

渋滞解消したいと思った時、交通経路を見ることでより良い経路作成につながることが多いのだけど…

こんなヒートマップだけじゃなんもわからん😂

CS2ではAIが変更になって、リアルタイムに経路を変える可能性がある。なのでCS1のような終始貫徹した経路表示は難しいんだと思う。

それでもやはり、CS1のルートパス表示が優秀だったので、恋しくなってしまう。
開発者モードにはあるらしいから、技術的にはできるはず…。

簡単な渋滞の消し方

方向指定の道路を向かい合わせに配置する。

一方通行が向かい合わせになっていると、ルート検索が失敗して車両は全部消える。それでもだめなら道路を消すしかないのだが、スタックした車両から発生した渋滞であれば、強制的に消せば解決する。

道路の接続や交通条件が起因する渋滞の場合は、消しても再度発生するので、渋滞発生の原因になっている要素を取り除く必要がある。

20万人こえてからは、渋滞解消しようと詰まってるところにカメラを寄せると車列が動く、ということがよく起きるようになった。CPU負荷が高くなってシミュレーション速度が落ちると経路探索にかかる時間にムラが発生して渋滞が発生しやすくなるのかもしれない。

実は全然シミュレーションしてないんじゃないか問題

使用率0%の航空貨物路線

まあなんか、この辺の報告見ると分かるように、経済や資産に関するシミュレーション部分も壮大にバグってるわけよ。

ゲーム序盤は赤字補填として「政府補助金」という資金が贈呈されるので、人口が少ないうちは資産をマイナスにすることが難しいのだが、もともとの設計として、初心者がプレイしても破綻しにくい仕組みが組み込まれているらしい。

初心者向けに色々と救済策を入れるのは悪いことじゃないと思うが、それを好まない人がいるということは前作8年も運用してりゃ分かることなのだから、せめてオプションで切り替えができるようにすべきじゃない?

しかし、これだけ致命的なバグが色々絡み合ってもなかなか都市が破綻しないので、みせかけのシミュレーションしかしてないのかなあ、と考えてしまうのだ。
容量偽装してる中国産ストレージみたいな感じで。

経済管理が好きというプレイヤーであるほど、このバグだらけの状態と、それでもなんとなくうまくできてるように見える仕様にはうんざりすると思う。

地味にUIも劣化してるよね?

MODの機能を引き継いだりして、道路引きやすくなったな~とは思うんだけど、前作から劣化している機能がある。

たとえば、施設を選択した時の挙動。小学校を選択したとき、前作であれば、建設済みの小学校だけフィルタしてハイライト表示されていたのだが…

Cities2ではそのフィルタがなくなっているのだ。

学生人口がおかしいのも確認できる

他の施設に関しても同じで、同カテゴリの施設がすべて表示されるので見分けるのに苦労する。

他にも、シムや施設の交通経路が表示されなくなってるし、駅名変更しても経路には反映されない。建設のウィンドウ開いてたら詳細ウィンドウが開かなくなるのも地味にうざい。

シムや施設の交通経路表示がなくなってしまってるから、どういう経路で通勤してるのか推測するしかないのに、出発地から目的地を調べたいときに施設をクリックすると、いちいち画面中央表示になった上でシムのウィンドウが閉じられてしまうので、どのシムだったか分からなくなったりもする。前作だったらタゲったシムのウィンドウを開いたまま、目的地の場所を調べることができたのに。

どうして前出来てたことができなくなってるんだ…!?

大都市お絵描きツールにフルプライス払える?

前作をプレイしてたら余計に、今作がただの大都市お絵描きツールなのが分かると思う。
シミュレーションやエディタ機能が凄いから、実際の都市設計とか教育とかにも利用されてた神ゲーなんですよCities:Skylinesは。

アセットもMODも無い素の状態で、何もかもにバグがあるこの状況。特技のグラフィックを生かしたお絵描きすらままならないものを売ればどう考えても批判が出るだろうに、どうしてフルプライスの正式版リリースをしようと思ったのか…。

見栄えのするスクショは撮れるけどさ…。

これがアーリーアクセスなら、たとえバグが多くてもアーリーとはそういうものだという理解があるので、だれも文句は言わなかったと思うけどね。(失望はしたと思うが)

前作から8年経ってるし、めちゃくちゃすごいシミュレーション!とてつもないAI!美麗な景観!!といった小出しのリリースやYouTuberを使った街づくり動画など、事前のプロモーションが上手かったのもあって、特に前作ファンであるほどフルプライスで買ってしまった人は多いんじゃないかと思う。私も1万近く払っているが、予約の段階ではこんなバグまみれのペイントツールを出されるとは思ってもみなかったよ。

2023年11月の時点では、バグを踏み抜いても、CPU・GPU使用率100%になろうとも、Cities:Skylines2で天下を取る!という気概がなければ購入はおすすめしない。
全ての致命的なバグが修正されるのはそれこそ年単位の月日が必要だろうが、今の時点ではそれがいつになるのか分からない。なんなら予定されてる拡張パックすらアカンかもしれないわけで。

どう考えても現時点では致命的なバグがほぼ修正されてアセットやMODで完全体になっている前作のCities:Skylinesを買う方が街づくりは楽しめると思う。
いや、この有様の2をやればこそ、初代Cities:Skylinesの神ゲーっぷりが心の底から思い知れるので、資金に余裕があれば2→1とやってみて欲しい。

私はフルプライスで購入済みなので(しつこく言う)、もうしばらくは遊んでやるつもりだが、気が済んだら初代に戻ろうと思ってる。少なくとも致命的なバグが治るまでは。

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